※このコラムは、感情カウンセラー協会のメルマガでお届けしたものを転載しています。
こんにちは。
感情カウンセラー協会 代表理事の岡村です。
前回、落ち込んだときには無理に切り替えず、
その気持ちをただ感じてあげましょう、というお話をしました。
そして「その感じ方のコツは、また改めて」と書きました。
今月はその続きです。
とはいえ、私自身、これが当初はできませんでした。
昔の私は、ダメな自分やがっかりしている自分に気づくと、
すぐに自分を叱咤激励していました。
「そんなことでどうする」「ちゃんとしないとやばいぞ」と。
弱い自分を受け入れられなかったのだと思います。
さすがにこれではありのままの自分を認めたことにならないな、
と思い直しました。
ところが、今度は別のことが起きます。
「なんで自分はこんなになってしまったんだろう」
「なぜここでがっかりするんだろう」
気がつくと、分析を始めているのです。
一見、自分と向き合っているように見えます。
でも実際には、悲しんだり、がっかりしたりする——
その感情そのものを、まったく感じられていませんでした。
叱咤激励をやめたつもりが、
今度は思考の方へ連れて行かれていたわけです。
ここで、洗濯機を思い浮かべてみてください。
感情を感じようとすると、意識は洗濯機の中の洗濯物のように、
水流によってあちこちへ持っていかれます。
考えごとに流されたり、別の感情に飛び移ったり、
「早く終わらせたい」と焦ったり。
大事なのは、その流れを止めることではありません。
止められませんから。
もみくちゃにされながらも、意識だけは一点でじっとしている。
これがコツです。
感情の流れの渦の中に留まったまま、
そこから逃げも、分析もせず、
ただ「あぁ、そういう風に感じている自分もいるんだな」
と感じ続ける。
うまくいくと、その凹みや落胆が、
スッと軽くなるのを感じられることがあります。
はじめは、大きな感情ではなく、
日常の小さなモヤモヤで試してみるのがおすすめです。
そして——できなくて当たり前です。
私も長いこと、気づいては叱咤激励し、また気づいては分析していました。
「感じられない自分はダメだ」と思ってしまったら、
それこそ前回お話しした二つ目の重しですね。
気づけたなら、それでもう十分です。
来月も、こんなふうに感情にまつわるお話をしていきます。
それでは、また来月。
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