「大丈夫」と言ってしまうとき(感情コラム vol.3)

※このコラムは、感情カウンセラー協会のメルマガでお届けしたものを転載しています。

こんにちは。
感情カウンセラー協会 代表理事の岡村です。

「大丈夫?」

そう聞かれて、反射的にこう答えたことはありませんか。

「うん、大丈夫」

本当はそんなに大丈夫ではないのに。

私も若い頃よくありました。
特に心配性の母親に対して、そうでした。

不思議なもので、相手がどうでもいい人なら、
案外「ちょっとしんどいわ」と言えたりします。

言えなくなるのは、
相手が同調的に心配してくれているときなんですね。

心配をかけたくない。
大ごとにしたくない。
重苦しくなりたくない。

様々な理由で、
「大丈夫」が先に出てしまうことがあります。

やさしさから出る場合もあるので、
これ自体が悪いわけではありません。

ただ、そのとき一緒に、
自分の中の何かも飲み込んでいます。

しんどい、不安だ、本当は助けてほしい——
そういう気持ちに、
自分でフタをしてしまうのです。

だから、その場はうまくやり過ごせても、
帰り道や、ひとりになった夜に、
どっと疲れが出たりします。

ここで、ひとつ提案があります。

「大丈夫」と言ってしまっても、いいんです。
無理に本音を打ち明けなくてかまいません。

そのかわり、あとでひとりになったときに、
自分にだけ、本当のところを伝えてあげてください。

「本当は、けっこうしんどかったな」

声に出す必要もありません。
心の中でそう認めるだけで十分です。
これも前回お話しした「ただ感じる」のひとつの形です。

誰かに言わなくてもかまいません。
自分が知っていてあげれば、それでいいのです。

フタをしたままだと、その気持ちは行き場をなくします。
でも、自分ひとりが知っているだけで、
ずいぶん違ってくるものです。

来月も、こんなふうに感情にまつわるお話をしていきます。

それでは、また来月。

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